自分の領域外からの学び
私はNHKを見ません。取り立てはくるし、そもそもあまりテレビを見ません。
「YouTube」「アマゾンプライム」などで、
必要な情報、気になる情報を【取りに行っています】
ですが、ふと思いました。視野が狭くなってはしないかと。
普段は気になる情報だけ見るスタンスは変えませんが、
たまには自分が普段絶対見ないような分野を見ることにより
何か得られること、感じることがあるのではないか
そう思い、NHKの番組人気ランキングを調べました。
すると、、
世の中のマニアックな人たちを根掘り葉掘り聞くトーク番組
『ねほりんぱほりん』
なる番組が面白いとの口コミがあり視聴することにしました。
今日は『ねほりんぱほりん』の番組を見て思ったこと、
そこから考えたこと、学んだことについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
【 「トップオタの世界」から考える、自分が輝ける場所の見つけ方 】
■皆さまは
NHKの番組『ねほりんぱほりん』、
ご存知でしょうか?
どれぐらいこの番組が知られているのか、
全く想像できません。
■ちなみに番組の内容は、
ゲストとして、
「元薬物中毒者」
「ネトゲ廃人」
「パパ活女子」
など、きわどすぎる人物を呼んでは、
ネタを深掘りしていきます。
ちなみに人形なので顔バレはないので、
かなりディープです。
一部上場の取締役(パパ活にハマっている)などなど
人の裏側が見えるのです。
人間のむき出しの欲望、したたかさ。
素直さ、純粋さ、悩み。
「人間臭い生っぽさ」が見えて、
実に魅力的で面白かったです。
■その中で見た話は、
「アイドルトップオタ」の回でした。
■「オタクの世界」があるとの事
アイドルの応援軍団、
通称「オタク」と呼ばれる方たちが、
どのような思いを持ってアイドル支援活動(?)に勤しんでいるか、
ちょっと気になるところではないでしょうか。
■ちなみに、番組で学んだ、
印象に残ったお話をざらっと整理してみると、
こんな内容でした。
・トップオタ(TO)という存在が、
アイドルグループには存在する。
・そのオタクのNo1(トップオタ)が、
アイドルにかけるコール(掛け声))などを仕切ったり、
モラルを乱す人を監視する管理者の役目を果たす。
・トップオタは、激しい踊りで目立ったり、CDの購入枚数がすごいと、
その行動によりオタクの仲間たちから認められ、自然と決まっていく
(ただ、トップオタはアイドルが決めるわけではない。ちょっと悲しい)
・トップオタの中にも、妬みや嫉妬などがあり、結構大変。
というお話でした。
(ちなみにエスカレートしていくと、
1年で300万円アイドルでお金を使ったり
10年で2000万円アイドルにお金を使った、
という猛者もいるそう。
すごい世界。。。どこからお金くるの。。)
■そんな情報を知り、番組の後半で、
「なぜ、トップオタになるために、
そこまでお金や時間を使うのか?
報われないではないか?」
という質問が、司会の山里亮太さん、
YOUさんから投げかけられました。
ゲストの方は、以下のような話を返していました。
「学生時代、運動ができずで立たない存在だった。
スクールカーストの下のほうにいて、
良い青春時代ではなかった。
オタクは、そういう人たちが多い。
そんなオタクの中にいて、
目立って、認められて、輝けることが嬉しかった」
なるほど、、、。
認められたい、承認されたい。
自分の存在を、価値を、認めて欲しい。
ここなのか、、、と。
■「認められたい」という思いは
決して、否定できるものではありません。
間違いなく誰もが多少なりとも持っている、
”根源的な欲求”です。
欲求とは、エネルギー。
だから、いいものだと私は思います。
かつ、人がどの場所で輝くべきだとか、
人それぞれでわかりませんし、
他人がどうこういう権利もありません。
人それぞれ自由。
ただ言えることは、
職場だろうが、プライベートだろうが、
『人は情熱を持って、輝き、
認められる場所を求めている』
ことは事実のようです。
その場所が、仕事か、ステージか(立つほう)、
ステージの観客席か(応援する方)という違いなだけ。
■ただ、(個人的な意見でありますが)
その「輝ける場所」が
お金を使って得るものであれば、
それは”消費者側”になり
ただ「輝ける場所」が、
人にも価値を提供するものであれば、
”提供者側”になる、
というのも同時に事実でしょう。
そして、人生が長期的に続き、
経済や時間や価値提供により、
能力が高まるものである、と考えると、
”「輝ける場所」であり、かつ「価値を提供できる場所」”
の両輪を目指すほうが、
より持続的なものになる、とは思います。
■この話に関連して、こんな情報提供をひとつ。
以前紹介した、世界的ベストセラー『7つの習慣』の、
スティーブン・R・コヴィー博士は、
その続編として『第8の習慣』なる著書を書きました。
その『第8の習慣』の中で、
”人は自分自身の心の声(ボイス)を見つけることが、
さらなるリーダーシップを発揮する上で重要”
と語りました。
「心の声(ボイス)」とは、
どのように見つけるかというと、
「1,情熱」(今回のトップオタのごとく)
も、もちろんそうですが、
同時に、他者、社会などの
「2,ニーズ」(周りから必要とされているもの)、
加えて自分が持つ
「3,才能」(自然とできること、役に立てること)
そして、
「4,良心」
(自分がこれをやっていて良いのだ、と確信できること。
後ろめたさなど微塵もない)
この4つの輪が掛け合わせるところに見つかる、
と語っています。
もし、「認められる」「輝ける」場所が、
この4つの中心にあるのであれば、
それは自分にとってもそうだし、
人にとっても価値を与える、
素晴らしいステージになるのでしょう。
■「トップオタ」の話から、
少し壮大な話になりましたが、
ここまでの話をまとめると、
1,人は承認される場所、輝ける場所が必要
2,それは素晴らしいことである
3,加えて、欲を言うのであれば
その「輝ける場所」を”提供者”として渦を巻くことができると、
持続的なものになる
4,そのためには「情熱」「ニーズ」「才能」「良心」の4つを
考える事が重要であろう
たまには、自分が絶対見ないであろうものを見てみるのもいいかもしれませんね。
そういえば、最近NHKのとりたてこないな、、