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【テンプレート】言葉の増やし方

「テンプレート」はとても重要です。

なぜなら、全てにおいて、こうやればできるという仕組みを自身の中に持っていれば

あとはそのテンプレートに当てはめて行動するだけだからです。

また、人に伝えるときなどにも言語化するのが容易になります。

 

今回は、言葉の持つ重要性を体験談も交えながら、お伝え致します。

 

タイトルは

 

【言葉の増やし方テンプレート】

 

以下の3つです。

・大多数が共感する表現や言葉をKDP(敬意をもって堂々とぱくる)

・その言葉を用いた話しをアウトプット

・自分の経験や価値観と融合し自分なりにアレンジ

 

 詳しく説明していきましょう。

 

■考えれば考えるほど、思うこと。

 

それは


『「言葉の力」は、絶大なるものである』


ということです。


「言葉の力」を表現する名言として、


「文章を書くことなしには思索を進めることはできません。書くから自分にもわかる」
 岡潔(数学者)

「私の言葉の限界は私の世界の限界だ」


としばしば引用されているのを見ますが、
まさにそのとおり。

 

■人は言葉で定義することで、
その存在を明らかに認知します。


「素数」と言う言葉なくして
「素数」が何なのかイメージすることができないし、

「カツオ」と「マグロ」のそれぞれの言葉を知らなければ、
「ああ、ツナね」とまとめて表現してしまうように
(刺し身に馴染みがない海外の人はそうらしい)、

「かぼちゃ」という言葉を知らなければ
「ああ、あのイモっぽいやつね」となります。


「言葉」があるから、
物事を定義し、世界を広げ、
思索を深めることができるわけです。

 

■そして、今のこの世の中は

「知識労働社会」です。


手や体を動かすだけでなく、

・アイデアや工夫
・仕組み作り
・問いを立てる力

などが求められていますし、
その知識労働のレベルが高いことは、
仕事ができるということに直結すると感じます。

 


そんな「知識労働」の質を高めるコアの部分は、

 

「言葉を扱う力」

であると思います。

 

また、

「言葉を扱う力」

があるからゆえ、他者の思考や感情や行動を動かし、
人を巻き込めるのでしょう。


だから、


『「言葉の力」は、絶大なるものである』


と思いますし、
この扱う力は武器であると思うわけです。

 

■では、この「言葉の力」を高めるためには、
どのようなテンプレートが必要なのでしょうか。


それは、もちろん

本を読んだり
人とたくさん話をしたり、
思考をブログやノートにまとめるなどの

基礎体力作りは当然のことながら必要です。

 

その上に、一つ、
効果的な方法があるならば、

 

【 敬意を持って(K)、堂々と(D)、パクる(P) 】

(=DAIGO風にいうと「KDP」)


というスタンスこそが、
効果的でなかろうかと思うのです。

 

■これは私自身の経験です。

よく講習会などで(食と運動について)
人前で話をして思うのですが、

自分が

「この話はめちゃくちゃいいたとえ話だ!」

とふと思いついて、熱く語っても
その場に刺さる割合は、残念ながら、
5発に1発くらい(汗)

 

実は、

「自分のオリジナルはあまり刺さらない」

と感じているのです。
(ああ、悲しい、、、)

 

■しかしながら、

研修やセミナーで、
そのときの講師が喋って場が動いた

”皆が納得する上手い比喩”

というのは、

その人が経験してきた年月を経て、
そして生き残っている「比喩」なので、
ものすごく洗練されているのです。


例えば、


”今日の研修は、恐らく知っていることもたくさんあるでしょう。

 でも、ぜひ皆さんは、

 『「しっている」から、小さい「っ」を抜く』

 ことをしてもらいたい。

 「知っている」→「している」。
 知識と行動の間には万里の隔たりがあるのです。”


とか、あるいは、

「強み」についての研修で、

”「自分の強みは鼻筋のようなもの」です。

 鼻筋とは相手からはよく見えても、
 自分の目では見ることができません。

 強みは鼻筋のようなものだから、
 お互いに見合って、見つけていくのが今日の研修です”


とか、


”「Why are you a Star?」
(なぜ、あなたは星なのか?)という言葉があります。

 それは、星は出っ張っているところと、引っ込んでいるところがあるから。

 ぜひ皆さんの出っ張りをどんどん伸ばしていきましょう。

 引っ込んでいるところを伸ばしても、
 丸くなるだけです。”


とか、みたいな話は、
元々は他者からの引用ですが、

よく磨かれた表現で「なるほどなぁ」、
と思っていただける可能性が高いのです。

(上記の言葉だけで、
 このニュアンスが伝わっているのかがちょっと不安ですが)

 

力のある言葉は、いつからか、
どこからか語り継がれてきたものかもしれないし、

ある時、誰かが思いつき、生み出し、
そして広がってきたことかもしれません。


それは、商標登録等されていたら別ですが、

「言葉」というものは、
人類共通の資産であり、知恵でもあるし、
誰かからの贈り物、と考えることもできます。

それらを、
その「言葉」を思いついた誰かの
才能と聡明さと努力に対する最大限の


”敬意を持って(K)”


しかしながら、
自分のアイデアなどたかが知れているということで割り切って、


”堂々と(D)”


そして、


”パクる(P)”


という戦略が、

まだ0→1を生み出すに至っていない、
自らの知的能力を高める基礎として、
非常に有用な方法ではなかろうか、

そのように思っております。

 

■そして、その「言葉のストック」を集め、増やし続け、
自分の価値観、感性と融合していくと、

最初はただのパクリでも、
次第にその言葉のつながりが、
オリジナルのものになっていき、その過程で

”「自分のオリジナルの世界」を表現するに至る”

となるのだろう、と思います。

 

【言葉の増やし方テンプレート】まとめ

・大多数が共感する表現や言葉をKDP(敬意をもって徹底的にぱくる)

・その言葉を用いた話しをアウトプット

・自分の経験や価値観と融合し自分なりにアレンジ